かいぎんエコマガ 2014年12月 Vol.116
海邦銀行の会報誌に掲載
2014年12月の海邦銀行の会報誌「かいぎんエコマガ」に、タイヤランド沖縄の福祉事業部を取り上げていただきました。
記事の概要
見開き2ページにわたって掲載していただきました。
内容のあらましを紹介します。
詳しい記事は、画像をクリックして拡大するとご覧になれます。
Voice of Okinawan Leaders
カスタマイズカーを通して、
誰もが自分らしく暮らせる社会を創りたい。
福祉車両のカスタマイズで、県内の企業をリードする「タイヤランド沖縄」。福祉車両のコンシェルジュとして、革新的な取り組みを続ける高里健作代表に、業界の現状や今後の展開について伺った。
福祉事業部の内容は?
新車及び中古車をお客様の要望に合わせて「カスタマイズ」(改造)する作業を行っています。
具体的には、下肢が動かない方には手だけで運転できるよう、ハンドル回りにアクセルやブレーキを取り付けたり、右半身の片麻痺の方には、全部左で操作ができるようにしたり、その方の身体の状態に応じて、「カスタマイズ」していくのです。
福祉車両のニーズは?
公共機関の普及率が低い県内で、ハンディキャップを持つ方は、通院などを含めて日常生活に自動車は必須です。今まで運転されていた方が予期せぬ事故や病気にかかり、治療後に福祉車両が必要になるケースも増えています。
「今使っている自家用車をそのまま使いたい」
そういった要望も高まっています。ただ、これまで福祉車両には選択肢があまりにも少なかったのが現実でした。
私たちのサービスは、いわゆるオーダーメイドのスーツを作るようなもの。その方にあった最善の改造制作を行います。ニーズは十分にあると思います。
今後のビジョン?
福祉車両が必要な方へ、自動車業界のみならず、警察、免許センターなどの行政機関や医療・介護関係団体との協力を得て、さまざまな情報をワンストップで提供できる、「モビリティセンター沖縄」を立ち上げる計画です。なかでも目玉は、運転に必要な筋力、反射能力、適応性などを測定する、DTS(ドライバー・テスト・ステーション)という機器を、日本で2番目に導入したことです。
特に、生まれつきではなく、中途障がいとなってしまった方の多くは「もう運転できない」と諦めて引きこもりがちになってしまうと聞きます。そんな時はぜひ、モビリティセンター沖縄に足を運んでいただきたいのです。
すべての人が質の高い暮らしを送るために、各種機関・団体との橋渡しを行い、ツール・情報・サービスを提供する、モビリティセンター沖縄を成功させたいと思っています。